男性の方だと今なおタバコを吸っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もしかしたらアトピーにもかかわらずタバコを吸っているという方もいるかもしれません。
タバコによる健康被害は社会問題になっていますが、アトピーにとってのタバコの影響はさらに深刻なものになりえます。
タバコのアトピーに対する影響がどのようなものか見ていきましょう。
喫煙による健康影響
一般的な健康被害
喫煙による健康被害は以下のようなものがあります。
- 肺がんをはじめとする各種がん
- 心筋梗塞などの虚血性心疾患
- 閉塞性肺疾患
- 消化器疾患
- 歯周疾患
煙を吸うという行為なので、主に呼吸をつかさどる肺を中心に影響が見られます。
タバコの煙の成分
たばこの煙にはどのような成分が含まれるのでしょうか?
- ニコチン
- タール
- 一酸化炭素
- 4000種以上の化学物質
- 200種以上のダイオキシンなどの有害物質
- 60種以上の発がん性物質
ニコチンやタール、一酸化炭素とかは有名ですが、他にも有害な物質が大量に含まれています。
なかにはダイオキシンのような猛毒の物質や、ホルムアルデヒドといったシックハウス症候群の原因になるようなものが含まれています。
そのためタバコの健康被害の深刻さは計り知れないものがあります。
受動喫煙でも影響がある
受動喫煙が大きな社会問題になっており、昨今では喫煙場所がかなり制限されるようになってきました。
受動喫煙であっても、職場や家庭内でタバコの煙にさらされ続けると喫煙してるのと変わらないくらいの健康影響があります。
喫煙によるアトピーへの影響
アトピー悪化要因になる物質も大量に含まれる
タバコの煙にはダイオキシンやホルムアルデヒドといった物質が含まれています。
ダイオキシンは猛毒な物質ですが、ホルムアルデヒドはアトピーと直接的なかかわりのある物質です。
ホルムアルデヒドは合板や壁紙、建材などに含まれる物質でありシックハウス症候群の原因物質に挙げられます。
シックハウス症候群はアトピー性疾患と合併することが多く、アトピーの原因の一つになりえます。
従ってホルムアルデヒドはアトピーにとって忌諱すべき物質であると言えるでしょう。
他にもシンナーの主成分であるトルエンや、ガソリンの成分であるベンゼンといった人体に有害な物質が多く存在しています。
タバコの有害物質はニコチンやタールだけではないのです。
呼吸はアトピーの最後のよりどころ
アトピーをはじめとするアレルギーは消化循環器機能の異常からくるものです。普通問題のない物質を有害なものとして攻撃してしまうのがアレルギーです。
アトピーの体内では常にこのような戦いが繰り広げられています。
ここで喫煙により肺などに影響し呼吸に問題が生じるようなことになれば体の負担はさらに深刻なものになります。
アトピーはタバコは絶対にダメ!
従ってアトピーの場合タバコはデメリットが多くメリットがありません。
タバコの喫煙は絶対にやらない、また受動喫煙にならないように家庭環境や職場環境などに気を配る必要があります。
アトピー以外に余計な負担を抱えないようにしましょう。
まとめ
タバコはアトピーの悪化要因になりえます。また受動喫煙でも影響がある可能性があるので、アトピーの場合はタバコには一切近づかないようにしましょう。