アトピーの生活上の心得

「ちゃんと湯船で温まろう!」低体温症だとアトピーが悪化する理由

アトピーの方は温まると体がかゆくなりがちなので入浴の際シャワーを浴びるだけとか湯船につかってもすぐに上がってしまうということはないでしょうか?

また極力屋内で過ごしたり、仕事もデスクワークの場合が多いのではないでしょうか?

そうした場合体の体温が通常より下がってしまっている低体温症になってしまっているかもしれません。

低体温はアトピーの治療において悪条件の1つだといえますのでここで低体温とアトピーの関係について考えていきたいと思います。

低体温症とは

一般の方の体温は36.8℃だと言われています。一方で体温計で普通に体温を計って36℃以下だという方も存在します。そのような方は低体温気味だと言えます。

体温計はあくまで体の表面の温度しか計れないので体の深部温度は分かりませんが、普通は体温計で測った温度よりも深部温度は高いです。

体の深部温度が低い傾向にあるとアトピーだけではなく免疫力そのものが低下しやすくなります。

低体温だと何が起こるか?

  • 血液の流れが悪くなる
  • 腸の働きが悪くなるので便秘や下痢になりやすい
  • その結果肥満や肌荒れなどにつながる
  • 代謝、睡眠の質が低下する
  • 疲れやすくなる
  • 免疫力が低下する

このようなことが起こりがちなので、低体温になるとアトピーに対する免疫機能が作動しにくくなるといえます。低体温はアトピー治療の際の妨げとなり得るので改善した方がよいでしょう。

低体温の原因

  • 運動不足により筋肉量が少ない
  • 仕事や勉強などのストレス
  • 肥満などで腹部等に脂肪がたまっている
  • エアコンによる室温の下げすぎ
  • 冷たい飲料の飲みすぎ
  • 入浴で体を温めていない

これらのことから低体温になり易いということができます。

低体温を克服するためには

①運動や筋トレを行い、血行や代謝を向上させる

筋肉量が少なかったり普段運動していないと基礎代謝能力が落ちるので体温が下がったまま上がりません。運動を行うなどして筋肉をつけ代謝能力を上げれば体温は上がっていくでしょう。

②冷房の温度を下げすぎない

夏場など冷房の温度を必要以上に下げすぎると体が冷えてしまいます。不快ではない程度まで室温を上げるなどして必要以上に室温を下げないことが大切です。

職場で冷房の設定を勝手に変更できない等で室温が低すぎる場合は夏用ベストを着るなど腹部を冷やさないような対策をすればいいでしょう。

③冷たいものを飲みすぎない

冷たいものを飲み過ぎると体内の深部温度が下がってしまいます。熱中症とか運動後はいいですが、冷房の効いた室内にずっといて体が冷えているようなときは暖かいお茶などを飲むべきでしょう。

④睡眠時なるべくお腹を冷やさないようにする

冷房を入れたまま睡眠すると起きた時体が冷えていることがあります。冷房するなとはいいませんが扇風機も併用するなど可能な限り室温を下げ過ぎないようにしましょう。

⑤入浴時によく体を温める

アトピーの人は長時間風呂に入ると体がかゆくなるので風呂からすぐに上がってしまう傾向が多いです。そのためアトピーだと低体温症になるリスクが高いといえます。そのため、長めにお湯につかって体を温めましょう。

これらのことに気を付ければ低体温体質を改善することは可能でしょう。この中でも入浴で体を温める方法について掘り下げていきたいと思います。

湯船につかって体を温める

アトピーの人は長時間風呂に入ると体がかゆくなるのでシャワーで済ませたり風呂からすぐに上がってしまう傾向があります。そのためアトピーだと低体温症になるリスクが高いといえます。

アトピーの症状を緩和するためには人並みの体温を維持できた方が回復が早いと考えられます。体温を上げる方法の一つとして風呂を利用するのは理にかなうと言えます。

確かに風呂の温度が高すぎるまま長い間湯につかると体がかゆくなってくるのは事実なので、体がかゆくならないように長い時間湯につかる方法を考える必要があります。

体がかゆくならないように長い時間湯につかる方法

  • 風呂の温度を全然熱くないと感じる温度(38~40℃くらい)に設定する
  • 全体で10分~15分くらい湯船につかる
  • 風呂の温度をコントロールできない場合やどうしても症状がひどくかゆい場合は、半身浴でも構わない
  • 合間にインターバルをとり、体を洗ったり少し粗熱を取るつもりで手や足をぬるめのお湯か水で流す。その場合可能な限り腹部や胸部は冷まさないようにする。

上記のようなやり方でそれほどかゆみを出さずに体を温められると考えられます。ここまでやると肌の油脂が流れてしまい風呂から上がった後皮膚が乾燥しやすくなるので、アトピーがひどい場合は保湿剤を使って肌の保湿をしっかりしましょう。

あとは風呂上りや睡眠時にエアコンで可能な限り室内温度を下げないようにしてせっかく上げた体の体温を下げないようにすべきです。朝起きた時体が冷えて震えたりしないように適度な温度を心がけましょう。

まとめ

アトピーの人の場合生活習慣の中で体が低体温になりやすい条件がそろいやすく、低体温だとアトピー治療の妨げになり得ます。

そのような症状に心当たりがある方は、お風呂にしっかり入りぬるめのお湯でもいいので長い時間湯船につかる等で体の深部温度が下がらないようにして低体温化を防ぎ、自己回復機能を高めるようにしましょう。

ちなみに現代人の平均体温がだんだん下がっている傾向があるという記事を見かけました。低体温症は現代病の一つであると言えそうですね。